一日一毒

日々思うこと色々。。思いっきり穴に叫びたい!でも出来ないから書き残す。『一日一毒』

バランス良い食事🍴

昔から当たり前のように言われていたことには疑惑が多い、、、今となっては。

私が生まれた昭和の時代は、インターネットなんてなかったし、テレビの情報も今思えば偏っていた。だから本当に少ない情報で生きていたのだ。特に貧しくもなかったし、不便な思いをした覚えは無いけれど、世の中の常識はとても広告に左右されていたと思う。

母親は毎日手料理を作ってくれて、私はそれを美味しく食べていた。他のものを知らないんだから、母親の手料理が全てなのであって、それが普通に美味しいと思っていた。美味しいというとそればかり作るような母親だった。レパートリーは少なく、どれも茶色かった。お弁当に関してだけは思春期文句を言って困らせていたな・・・(反省)

たまに実家に帰って母親の手料理を食べるとまあまあである。ただ地元の素材が素晴らしく美味しいので、結果全部美味しい。庭の畑で野菜を育ててるから新鮮でとても美味しい!

大人になってから聞いた話だけど、母親は特に料理が好きだったわけではなく、どちらかというと苦手だったらしい。。。これにはびっくり!毎日毎日台所に立ってご飯作ってくれていたから当たり前に好きなのかと思っていた。インターネットなんてなかったからレパートリーを中々増やせなかったみたい。テレビの3分クッキングとか本から調べるしかなかったんだもんね〜。今思えば不便な時代だったよね〜。使う調味料も同じだから味は似通ってしまう。いろんなスパイスとか、オリーヴオイルなんて洒落たものは大人になるまで知らなかった。

18歳で東京に出て以来、私は東京でこの世のものとは思えない美味しさの、今まで味わったことのない味に何回も出くわした。知らないことだらけだった。お母さんには申し訳ないけど、、、東京に出て味の世界が広がった。時々親の食べたことないであろうものを高級レストランで食べてて、これを知らない両親を不憫に思えることもあった。あの田舎から出ることなく生涯過ごしてこの味知らないで生きているのか、、、と。でも案外余計なお世話だったりする。新しいものを試させると、田舎の人は受け付けない。田舎の慣れ親しんだ味がいいんだって。だから不憫に思う必要は無くなった。

東京からたまに帰省すると母親の手料理が上手くなっている事があった。どうしたのかと思ったらなんと料理教室に通っていたのだ。トマトとモッツァレラチーズにオリーヴオイルかけたサラダが出てきた時には目を疑った👀子供が自立してから本当の料理の楽しさに目覚めたらしい。もうちょっと早く目覚めて欲しかった・・・

多分、義務感で食べさせてたんだろうね。子育てのために好きでも無い料理を毎日毎日作り続けてくれてたのかと思うと本当に有り難い!

話を戻すと、少ない情報で料理をしなければいけなかったのだから、お腹いっぱいにさせることはできるけど、バランスの良いヘルシー料理からは少しズレていたように思う。どう考えても昭和とは何かズレていた。学校給食では牛乳一本飲む事が絶対だったし、栄養不足にならないように、カルシウム!背を伸ばすために牛乳!みたいな時代である。今なら考えられない・・・偏った情報。テレビでこれは健康に良い、と言われれば次の日スーパーの棚からその食品が消える。といった具合に正しい情報知らないからすぐテレビの情報に左右されてしまう。それは今でもそうかも。

特に日本は、安くて美味しいものがたくさんあるから、甘い誘惑がいっぱい!

コンビニも増え、菓子パン、缶コーヒー、お惣菜、なーんでも料理しなくても買って食べれちゃう。怖いよー。インスタントラーメンも美味しいし、お菓子も美味しい。

私も当時間違った情報に左右され、間違ったヘルシー志向者だった。カロリーばかり気にして肝心な栄養素見てなかったし、そしてすごい頻度での外食。

NYに来て食べ物に対する意識が180度変わった。

断食を経験して更に食の重要さを身にしみて感じた。それ以来私の健康への意識は高まるばかり。トライアンドエラーを繰り返し今に至る。今の私の食生活が100%とは思わないし、色々やった結果ストイックすぎるのは良く無いという事も分かったから、自分なりのゆるいヘルシーライフスタイルに落ち着いた。健康とは食だけでは無いからね。運動も大事、思考も大事、それに睡眠。いろんな要素が関わってくるものなのよね〜。シンプルなようで全ては繋がっているから、簡単と思えば簡単だし、大変と思えば大変、健康維持って。

私の人生のテーマは『健康で長生き、美しく長生き』

 

最終的には田舎で自給自足できたら良いな。コロナになってこの思いは強くなったかも。